大槻レディースクリニック
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大阪府堺市南区茶山台1丁目2番4号 バンジョ西館3階メディカルセンター
 
 

よくある質問


女性の体の基礎知識

  Q   生理の時に血の塊が出ることがあります。どこか悪いのでしょうか?
  A   塊があることは量が多い証拠になります。

生理の量は、ホルモンの分泌、内膜の発育状態、避妊リングの使用、子宮筋腫の存在で増加することがあります。少なくとも子宮筋腫の有無について、超音波検査はしておくほうがよいでしょう。
治療には、止血剤、漢方薬、低用量ピル、手術などがあります。
 
  Q   生理痛がひどく病院に行こうと思いますが、痛みの強いときに見てもらうのがよいのでしょうか。生理中ですが…?
  A   病気の診断は症状のある時に診たほうが分かり易いものもありますが、生理痛ではそのようなことはありません。

生理痛の原因は子宮の発育、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫の存在などがあり、これらを調べるため超音波検査のほかにCA125という検査を行いますが、この検査は生理中は高値に出るので、避けたほうがいい検査になります。
生理でないときに受診してください。

女性ホルモンについて

  Q   年齢は25歳ですが、生理が年に2-3回しかありません。苦痛ではないので放置していますが、このままではいけませんか?
  A   放置してはいけません。
卵巣から卵胞ホルモンが分泌され子宮内膜を増殖させる力が働いているのに、排卵が起こらないためになかなか生理にならないのです。

何らかのきっかけで異常細胞が発生した場合、生理で流されることなく定着して、卵胞ホルモンの刺激でどんどん増殖する可能性があります。
生理不順の原因の追求とともに、ホルモン剤を使用して生理を毎月あるようにすることが重要です。
 
  Q   他の人と比べて毛深く、ニキビが出ます。洗顔はきちんとしています。婦人科の病気の可能性がありますか?
  A   女性でも男性ホルモンが副腎や卵巣から少量分泌されていますが、人によっては多いことがあります。ホルモン測定や卵巣の超音波検査が必要です。

最近広く使用されている低用量ピルは、卵巣の働きを抑えて排卵とホルモン産生を抑制するために、血液中の男性ホルモン値が低下してニキビが消えることがあります。
一度第三世代の黄体ホルモン(最も男性ホルモン作用が少ない)の含まれている低用量ピルを試してみてはどうでしょうか。
 
  Q   月経は5年前に閉経しましたが、最近時々わずかに下着に血液が付きます。腹痛も腰痛もないので放置していいでしょうか?
  A   閉経後時間が経っていますので、ホルモンが再び出るようになったとは考えにくいと思います。原因として炎症か良性・悪性を含めた腫瘍が一番考えられます。

少なくとも悪性の病気ではないことを確認する必要があり、子宮頚部および体部のガン検診はぜひ受けていただきたい検査です。
 
  Q   ホルモン補充療法は乳癌の副作用があり怖いということを聞きましたが本当ですか?
  A   アメリカでの大規模な検討の結果、ホルモン剤を服用していない人1万人に30人の乳がん患者が毎年発生しますが、エストロゲンとプロゲステロンの両方を使用するホルモン補充療法をすると1万人に38人の乳がん患者が発生するとことが示されました。

人種の違い、食事、体型の違いがあり、このデータがそのまま日本人に当てはまるとは考えられませんが、患者様の症状やホルモン補充療法で得られるもの(骨粗鬆症・悪玉コレステロール・認知障害・のぼせ・意欲・性交障害の改善)とリスクとを秤にかけて、慎重に決めないといけません。
5年程度のホルモン補充療法では、乳癌は増えないので、5年程度をめどにホルモン補充療法をするのが比較的安全と考えられています。
少なくとも長期にホルモン補充療法をするのは、望ましくないと思います。
また、エストロゲンとプロゲステロンの併用ではないホルモン補充療法もありますので、患者さんの体の状況や、健康維持に対する気持ちをうかがって相談に乗りたいと思います。

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