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子宮筋腫はごく小さいものまで加えると、女性の4人に1人は持っています。子宮筋腫のできる場所によって、同じ大きさの子宮筋腫でも症状の強さが異なります。一般には、子宮内膜(子宮内部の月経時に剥がれ落ちる粘膜)の存在する空間が拡大する位置(粘膜下)にできると、出血する面積が増えて貧血が起こりやすくなります。また妊娠に差し支える場合もあり、妊娠までに手術が必要な場合があります。
一方で、結構大きな筋腫があっても、症状が乏しい場合は手術しないで経過観察だけで良い人もあります。症状がきつい筋腫でも、閉経が近い人や、手術に踏み切れない人では、手術以外にも症状を改善する方法がありますので一度試されるのが良いと思います。
どのような筋腫だったら手術するのかは、専門医に相談するしかありませんが、一人の医師の説明だけで十分納得できないときは、他の医師に意見を求める(セカンドオピニオン)ことも定着してきています。今診てもらっている先生も、セカンドオピニオンについては十分ご存知ですから気がねなく検査データを借りて、他の医師の意見を聞いた上で手術を受けるかどうか決めてください。 |